知ったかぶらないようにしたい

他人より少し詳しい分野ではよく知ったかぶりをしてしまう。
例えば私はコンピュータについては普通の人より詳しい。なにか説明をするときに大して知らない事も話してしまう。そして後になるとその知識が正確ではなかったことに気づき後悔する。
これは自分を人より強く見せたいという感情からくるものだ。その感情の根源はもちろん私の弱さである。弱いから自分の有利なときに最大限自分を強く見せようとするのだ。
この弱さは自信や能力のなさにも関わっている。これらは手に入れようとしても一朝一夕で身に付くものではない。
では知ったかぶりをしないためにはどうすればいいか。
そもそも私がこのくせを治したいと思うのは間違った知識を伝えたくないからだ。それなら確実なこと以外は口にしないようにすればいい。そのためにはなにか発言をするときは常に一度立ち止まって考える癖をつければよい。つまり推敲するのだ。
たとえ推敲を行なっても常に正確な発言をすることは難しいかもしれない。それでも推敲の過程それ自体を推敲することを積み重ねれば、今よりましな発言をできるようになるはずだ。